要約
中古のRTX1100が引っ越しのダンボールから出てきたのでセットアップしてみた(今更感がある)
この記事は、どうやってセットアップしたのか自分用のメモ書きである。
経緯
引っ越したため自前でインターネット機器を揃える必要がでてきた。以前住んでいた部屋ではWiFiルータの貸し出しがあり、壁にはLANのコンセントがあるので、LANケーブルを繋げばDHCPでローカルIPが降ってくる状態だった*1。
環境
引っ越した当時は自前で持っていたWiFiルータを使っていた。
そのWiFiルータのWiFiの速度が遅い(正確にはwebサイトにつながるまでが遅い)ので、ソフトバンクAirのAirターミナル3をヤフオクで買ってきてWiFi機能だけを使っている。Airターミナル3は送料込みで1700円くらいだった。
WiFiルータをDHCPサーバにして、Airターミナルはブリッジとして使用中。設定方法は下記を参考に。
WiFiの速度問題は改善したが、その後、WiFiルータがたびたび再起動する状態になってしまった。そこで白羽の矢が立ったのがRTX1100である。
現在の部屋のネットワーク図は、WiFiルータの部分がそのままRTX1100に置き換わった。
RTX1100の設定
簡単に流れだけ触れると
- RTX1100の設定を初期設定に戻す
- LANケーブルを繋いでIPv6でログイン
- コマンド流し込んで設定
初期設定に戻す
INITと書かれたところを爪楊枝などの細いもので押しながら電源を入れる。
IPv6でログインする
シリアルコンソールがあったので使ってみたが応答がなかった。ケーブルか本体が壊れているんだろう。 他の方法としては、IPv6のIPアドレスを探ってログインする。IPv6のIPアドレスの探し方はいくつかある。RTX1100の裏のシールにMACアドレスが書いてある。注意したいのは、「MAC~」と書いてある行の上を使うことである。
上記のサイトでIPv6アドレスを出したら接続する。
Widnows ならtera termあるいはwindowsのWSLなどからログインする。macならターミナルなどを使う。 ちなみにこの状態でRTX1100のwebコンソールが使えるので、http://[FE80:0000:0000:0000:AAAA:AAAA:AAAA:6E45] といったURLを叩くとwebコンソールが現れる。
tera termのログインの例を示す。IPv6アドレスは[]で囲む必要がある。
WSLならtelnetでログインできる。
tboffice@localhost :~$ telnet FE80:0000:0000:0000:AAAA:AAAA:AAAA:6E45 Trying fe80::2a0:deff:fe34:6e45... Connected to FE80:0000:0000:0000:02A0:DEFF:FE34:6E45. Escape character is '^]'. Password: RTX1100 Rev.8.03.90 (Fri Jun 25 10:16:15 2010) Copyright (c) 1994-2010 Yamaha Corporation. All Rights Reserved. Copyright (c) 1991-1997 Regents of the University of California. Copyright (c) 1995-2004 Jean-loup Gailly and Mark Adler. Copyright (c) 1998-2000 Tokyo Institute of Technology. Copyright (c) 2000 Japan Advanced Institute of Science and Technology, HOKURIKU. Copyright (c) 2002 RSA Security Inc. All rights reserved. Copyright (c) 1997-2004 University of Cambridge. All rights reserved. Copyright (C) 1997 - 2002, Makoto Matsumoto and Takuji Nishimura, All rights reserved. Copyright (c) 1995 Tatu Ylonen , Espoo, Finland All rights reserved. Copyright (c) 1998-2004 The OpenSSL Project. All rights reserved. Copyright (C) 1995-1998 Eric Young (eay@cryptsoft.com) All rights reserved. Copyright (c) 2006 Digital Arts Inc. All Rights Reserved. 00:a0:de:34:6e:45, 00:a0:de:34:6e:46, 00:a0:de:34:6e:47, Memory 32Mbytes, 3LAN, 1BRI > > quit Connection closed by foreign host.
コマンドを流し込む
筆者が住んでいるマンションは、VDSL方式で部屋のモジュラージャックからVDSL装置に接続。そこからLANケーブルをRTX1100に接続する。global ipが降ってくる。これをRTX1100のLAN3に接続(WAN側)、パソコン側はLAN1(LAN側)に接続する。LAN1でDHCPを設定して、インターネット(LAN3側)にはNATして出ていく設定。下記を見たらあっさりできた。
[RTX1100] lan3 インタフェースを WAN 側にし、DHCP で IP アドレスを動的に設定する。 | 僕とガジェット
[RTX1100] lan1 インターフェイスを LAN 側にし、IP アドレスを静的に設定する。 | 僕とガジェット
[RTX1100] Source NAT (動的 IP マスカレード) の設定を行う。 | 僕とガジェット
おわり
特に問題なく使えている。
*1:以前はグローバルIPが降ってきた